ピン芸人日本一を決める「R―1グランプリ2025」を制した友田オレの優勝特番「歌い続けて42年 風間和彦1時間SP」が22日深夜0時55分から、フジテレビ系全国ネットで放送される。放送に先立ち、友田は制作局のカンテレ(大阪市)で会見。

「それまでは週に3日、月に10日ぐらい、休みがあった。4、5月は、どちらも休みは1日だけ。お笑いの収入は5~7倍に増えました」と、優勝特需について正直に報告した。

 3月の「R―1」決勝では、大会史上最年少の23歳で頂点に立った。過去の優勝者同様、直後から仕事が殺到。学習教材の制作と中華料理店のアルバイトを掛け持ちしていたが、ともに「籍を置いたまま」休職し、お笑いの仕事に集中する日々だ。ただ、久留米大付属中・高校、早大と進んだ「高学歴芸人」のためか、いきなりの爆買い、豪遊には抵抗がある様子。「ちょっといいズボンを2着買いました。分かる人にしか分からない、古着のいいやつを」。価格は散財にはほど遠い1万9000円&2万1000円。住居も同居している兄に、家賃の8割負担を甘えている状況のままだと苦笑いした。

 今回の特番には、R―1で披露した、苦節42年の歌手「風間和彦」として出演。

こっちのけんと、山内惠介との歌唱コラボなどが見どころだが、キャラクター設定を細部まで詰めていなかったために、ところどころにボロが出た。「高校まで地元にいたことにしたら、上京して20年の設定とズレが出てきたり…。収録のなかで、修正するのが大変でした」と、バツが悪そうに報告。それでも「自分自身として出ても、バックグラウンドの面白みに欠けるので。コントというファンタジーを披露する中で、実在するアーティストと共演するごちゃまぜ感。ディテールの細かさが詰まった作品性の高い番組です」とPRした。

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