歌舞伎俳優の松本幸四郎が18日、都内で歌舞伎座「七月大歌舞伎」(7月5~26日)の夜の部「鬼平犯科帳 血闘」の取材会に出席した。
幸四郎がドラマ、映画で火付盗賊改方長官の「鬼の平蔵」こと長谷川平蔵を演じる人気シリーズを歌舞伎化。
普賢の獅子蔵役で出演する市川團十郎との共演が注目されている。今回から登場する新しい登場人物で「團十郎さんに出ていただけるのは、うれしいこと。彼のためににつくった役です。(役柄は)悪い人です」と明かした。ヒロイン的存在の少女のおまさを演じる團十郎の長女・市川ぼたんについては「染五郎から出た名前なんですけど、聞いたとたん、彼女しかいないと思いました。少女時代のおまさは小刀のようなシャープな役柄。彼女の大きな声を聞いてもらいたい」と期待を込めた。
また、歌舞伎を題材にした映画「国宝」(吉沢亮主演、李相日監督)が話題を集めていることについても言及した。