J1柏は18日、柏市内で次戦の京都戦(21日・三協F柏)へ向けた練習を行った。現在、柏は2位で、京都は3位。
今季は右ウィングバックの位置でリーグ戦全試合に出場し、3得点とチーム最多の4アシストを記録。2021年に当時J3の藤枝でプロデビューした24番は、持ち味のドリブルを生かした高い攻撃能力と守備で2位躍進に貢献している。シーズン序盤はチームとして追加点が課題で連携も未完成だったが、ゴールデンウィークあたりを境に成熟されてきたといい、「カキくん(垣田裕暉)や(細谷)真大がどういう動きするとか、佳穂くんがどのタイミングでパスを出したがっているかもつかめてきている。前半の最初よりはよりアイディアがある。結構意思疎通は出来ている。練習での再現が結構試合でも出てきている」と手応えを明かす。
前節の東京V戦(3〇0)でも、その成果が現れた。試合終了間際に右サイドでボールを持った久保はドリブルで切り込み、エリア内に抜け出したFW細谷真大にアウトサイドでパス。
柏はFW木下康介が広島へ移籍したが、新たにMF瀬川祐輔、DF馬場晴也、FW小見洋太が加入した。新戦力3人の加入について「チームとしては色々な選手が来て、色々な味を出して相乗効果を狙っていくのが一番いい」としつつも、「だからといって、僕個人としては途中で代えられるのはあまり好きじゃない。途中交代で味付けされるより、もっと自分のオプションを増やして結果を残して、『あいつは変えられないよな』ってところまで持っていきたい」と、先発としてのプライドものぞかせた。