2028年ロサンゼルス五輪を目指すサッカー男子日本代表で指揮を執る大岩剛監督(52)が18日、千葉市内で取材に応じた。
24歳以上のオーバーエージ(OA)枠不在で臨んだパリ五輪でベスト8に進出する手腕を発揮し、異例の五輪世代の監督の再任となったが、ロス五輪では男子は出場チームが16から12へ減少することで、24年のパリ五輪で「3・5」枠だったアジアの出場枠が減少することは確実となっている。
9大会連続五輪出場に向けて、「(パリ五輪で)前回やっているメリットは多少なりともあると思うんですけど、経験している選手を呼べる訳じゃないので。まずグループ作りをしっかりと大きい枠組みの中から積み上げていくこと。出場国が減ったことに対してはスタッフ間の中でも、あまりネガティブに捉えていなくて。前回も決勝に進まなければダメだったよねとか。(決勝に)進めて初めて(出場権を)確保できたじゃないですか。なので、アジアの中での日本という国の立ち位置を明確にしていくことが、大事なんじゃないかな」と強調。パリ五輪出場権を懸けたU―23アジア杯で優勝を成し遂げたように、アジアの頂点を目指すことで五輪の出場権獲得を目指していく。