J1鹿島と茨城県は19日、茨城・鹿嶋市内の鹿島の本拠地「茨城県立カシマスタジアム」について、2025年7月1日より「メルカリスタジアム」を新名称とすることを発表した。

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 茨城県とクラブによる募集を経て、スタジアムのネーミングライツ(施設命名権)を「メルカリ」(東京・港区)が取得した。

契約期間は3年(~28年6月30日まで)。金額は年間1・5億円。

 メルカリは2017年に鹿島のオフィシャルスポンサーとなり、19年にクラブの経営権を取得。今後はスタジアムを中心とする地域経済の活性化に向けた取り組みに、より一層注力していくという。

 同スタジアムは、Jリーグが開幕した1993年、日本初の本格的なサッカー専用スタジアムとして開業。鹿島の本拠地として今季で33年目を迎えているほか、02年日韓W杯、21年東京五輪の会場となった。

 県所有のスタジアムだが、2006年以降は鹿島がスタジアムの指定管理者となり、自主事業を展開してきた。開業以降、今回が初のネーミングライツ契約となる。

 鹿島の「メルカリスタジアム」の初戦は、7月20日に行われる第24節柏戦となる見通し。現時点で首位(鹿島)と2位(柏)の直接対決で、新名称初陣を迎えることになる。

 鹿島・小泉文明代表取締役社長「観戦環境における安心・安全性と利便性の追求を目指し、クラブに関わる全てのステークホルダーの方々、メルカリ社とも協力しながら、このスタジアムが地域にとって誇りであり続け、持続的に発展していくことに貢献していきたいと思っております」

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