ガードバンカー。特にピンまで距離がある場合、出ない、ホームラン(飛びすぎ)など、大たたきする人も多いのではないでしょうか。

今回は距離のあるガードバンカーの打ち方です。

 バンカーショットは基本的にエクスプロ―ジョン(爆発)ショットでOKです。距離があるからと直接ボールを打ちにいく人もいますが、これはホームランする可能性が大。必ずボールではなく、エクスプロージョンショットを心がけてください。

 練習方法としては、バンカーの砂に線を一本引きます。そして線の前(左)側を打ち抜くように意識してください。線上をたたけばクラブヘッドの歯(リーディングエッジ)に入ってホームラン、線の後ろだとバウンスが跳ねて低いゴロが出るので、バンカーを脱出することができません。線の前(左)側をたたけば、きれいなエクスプロージョンショットになります。あとは、振り幅で距離感を調整してください。

 ここで気を付けることは、球を上げようとか当てに行かないこと。上げようとすると、右足体重になり右肩が下がってヘッドアップして歯に当たります。また、打ちに行くと体が前に突っ込み、フェースが立つためライナー性の低い球が出ます。

いずれもミスの原因になるので注意してください。

 ピンまで距離のあるガードバンカーは、フェースを開いたまま、左足7対右足3の体重配分でスクエアに構えてボールの少し先を打ち抜くと、きれいなエクスプロージョンショットでグリーン面を捉えることができます。次回は3パットしないためのパッティングです。(取材協力=交野カントリー倶楽部)

 ◆山下 勝将(やました・まさゆき)2002年12月29日、大阪府生まれ。22歳。近大出身。姉は女子プロゴルファーの山下美夢有。22年の「ダンロップフェニックストーナメントinふくしま」で下部ツアー史上7人目のアマチュア優勝を遂げた。24年PGA最終プロテストでトップ合格。身長162センチ。

編集部おすすめ