21日の阪神5R・2歳新馬(芝1400メートル)はタイセイボーグ(牝、栗東・松下厩舎)が接戦を制した。インディチャンプ産駒は2頭目の出走でJRA初勝利。

今年の新種牡馬で産駒が勝ったのはフィレンツェファイア、ポエティックフレアに続く3頭目となった。勝ち時計は1分22秒6。

 難なくスタートを出ると、やや促されながら、前と離れた3番手を確保した。4角での手応えは抜群で、直線に向くとパワフルにスパート。逃げていた2着のジェイストリークをゴール前でとらえ、首差でデビュー勝ちを飾った。

 田口は「ゲートをしっかり出て、いいところで競馬ができた。キックバックも気にせず、しっかり走ってくれた」と評価。「浮いて走るところがあるので、まだ成長の余地がある。いい内容で勝ち切ってくれた」と伸びしろにも期待を込めた。

 父は17年12月に同じ阪神・芝1400メートルで新馬勝ち。19年には安田記念とマイルCSを勝利し、最優秀短距離馬に輝いた。父の足跡をたどり、スピードに磨きをかけながらトップホースを目指す。

(水納 愛美)

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