松岡昌宏が３秒間無言で一礼　主演舞台石川公演初日後に姿見せる (2025年6月22日)

ＴＯＫＩＯ・松岡昌宏（４８）が２１日、石川・七尾市文化ホールで主演舞台「家政夫のミタゾノ ＴＨＥ ＳＴＡＧＥ レ・ミゼラ風呂」の石川公演初日を迎えた。 グループの国分太一（５０）が無期限活動休止を発表して一夜。この日、取材対応はなく、同公演を主催する地元テレビ局は報道陣をシャットアウトしたものの、昼と夕方計２回の公演を終えた松岡は、楽屋口で待ち構えた報道陣とファンに気づくと帽子を取り、神妙な面持ちで約３秒、深々と一礼した。本紙記者の問いかけには応えず、足早にタクシーへと乗り込み会場を後にした。 観客によると、公演中に国分については触れなかったという。「普段と変わらない様子だった」という声が多かったが、立ち見客が出るほどの盛況だった昼公演のカーテンコールでは、能登半島地震の被災地を思う気持ちからか涙を見せたという。 来場したファンの思いは複雑だ。県中部の宝達志水（ほうだつしみず）町在住の６０代女性は、国分の騒動について「とても残念。無期限活動休止の理由もよく分からなかった」と煮え切らない様子。かほく市在住の５０代女性は「観客はみんな松岡さんを応援する雰囲気だった。菜箸をドラムスティックのように操るシーンもあった。いつかまたＴＯＫＩＯとして演奏して歌ってほしい」と話した。 松岡は国分の騒動が公になる前日の１９日、舞台の出演者やスタッフに対して「メンバーのことでお騒がせすることになるが、申し訳ない」などとする旨を伝えていたという。同公演には松岡のほかに生駒里奈（２９）、余貴美子（６９）らが出演。２２日も行われる。（堀北 禎仁） 甘え許さない正義感強い男 ２１年４月に始動した株式会社「ＴＯＫＩＯ」で、松岡は、国分と共に副社長として、社長の城島茂（５４）を支えていた。広報担当を務めた松岡は「役職なんて何でもいい」と言いつつ、「３人しかいないんだから。（企画担当の）国分がアイデアを出して、自分はいろいろな人に伝えて、城島がまとめ上げる。その形が合っているよね」と語っていた。学年は国分が２学年上とはいえ、副社長という役職と立ち位置は同じ。料理を得意とするなど共通点も多かったが、性格や考え方が異なる面もあった。 それが顕著だったのは、１８年５月に山口さんが不祥事を起こした際、４人がそろった会見上でのこと。松岡は「（山口さんの）甘えの根源が僕らＴＯＫＩＯだったとしたら、そんなＴＯＫＩＯは一日も早くなくした方がいい」と強い正義感と言葉を並べた。その一方で、国分は「僕は、山口を見捨てることはできません」と温情を示した。松岡が、国分について発する第一声にも注目が集まる。