6月22日の阪神6R・2歳新馬(ダート1200メートル=16頭立て)は、5番人気のシュテフィ(牝、栗東・牧田和弥厩舎、父ルヴァンスレーヴ)が勝った。勝ち時計は1分14秒4(良)。

 スタートから促していき、4番手の外を確保。終始、外を回る形でも手応えは鈍らずリズム良く追走した。ラスト1ハロンで馬群から抜け出すと、内を突いた先頭のテーオーグレーザーを目標にじわじわと加速。ゴール前できっちりととらえ、3/4馬身差をつけた。G1級9勝のヴァーミリアンなどを伯父に持つ、ダートの活躍馬を多数輩出している母系の出身。初戦から能力の高さを示した。

 松山弘平騎手は「枠(7枠14番)も良かったですし、砂をかぶらずもまれない位置で運べました。追ってからもしっかり伸びてくれました。ダートの走りは良かったです」と上々の初陣を振り返った。

 牧田調教師は「仕上がりは良かったですし、いい内容でした。距離はもう少し延びてもいいと思います」と評価。次戦について「ダートのレースがないので、芝を試してみてもいいかもしれません」と新たな選択肢に言及した。

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