◆第1回しらさぎS・G3(6月22日、阪神競馬場・芝1600メートル、良)
リステッド競走の米子Sを前身とし、今年からG3に昇格したサマーマイルシリーズの第1戦に14頭が出走し、5番人気のキープカルム(牡4歳、栗東・中竹和也厩舎、父ロードカナロア)がゴール前で鋭く伸び、重賞初勝利を飾った。初コンビの坂井瑠星騎手は2月の共同通信杯(マスカレードボール)以来のJRA重賞勝利となった。
同馬は今年のオークスを制したカムニャックの半兄。前走のダービー卿CTでは後方から追い込んで3着になっていた。4度目の重賞挑戦で待望の重賞タイトルを獲得した。
1番人気のチェルヴィニア(クリストフ・ルメール騎手)がゴール前で脚を伸ばして2着。3着は最低14番人気のコレペティトールが入った。初コンビの井上敏樹騎手は2018年愛知杯(コパノマリーン=競走中止)以来、約7年半ぶりの平地重賞での騎乗だった。
井上敏樹騎手(コレペティトール=3着)「スタートを五分に出て、うながして中団に。ペースがよどんだところで、ためるよりも流れを生かしたいと思って外、外を回る形になりました。一生懸命走ってくれました。障害練習の効果は絶対にあります。乗せてくれた関係者の方に感謝したいです」