◆第74回ラジオNIKKEI賞・G3(6月29日、福島競馬場・芝1800メートル)

 開幕週に行われるだけに枠順が大きく影響してくる。現状ではレーヴブリリアント(牡3歳、美浦・田中博康厩舎、父スワーヴリチャード)に注目している。

前走のスプリングSは7着に終わったが、ルメール騎手が「馬場が悪かった」とレース後に口にしているように重馬場が大きく影響した印象。4角でややのめるようなシーンも見られただけに、参考外でいいだろう。

 さらに、4コーナーで(1)(3)番手につけていた馬のワンツー決着と、最後方だった同馬にとってはほぼノーチャンス。それでも最後は内をさばいてメンバー最速の末脚を駆使しており、良馬場ならと思わせる。伯母にリスグラシューがいるという血統背景も今後の飛躍を予感させる一頭だ。(石行 佑介)

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