馬トク報知は今年も現場記者が深掘りする「夏の自由研究」を随時掲載する。初回は「秋への飛躍」をテーマに、矢作芳人調教師(64)=栗東=をヤマタケ(山本武志)記者が直撃した。
―シンエンペラーはサウジのネオムターフCを勝ったが、続くドバイ・シーマCは7着に敗れた。
「凱旋門賞(24年12着)もそうだけど、海外の2400メートルは多少長いのかもしれません。あと、サウジからドバイまで中5週と間隔が長く、いい状態を保つのが難しかったというのもある。そろそろ、馬は完成に近づいているのかなとは思うけどね」
―秋のプランを。
「大目標はジャパンCです。始動戦などは状態の回復を見ながらですね。(去年3着だった)愛チャンピオンSなどが候補だけど、フライトなどが大変だから、中途半端な状態では行けないと思っています。あくまで馬の状態次第です」