◆第61回函館記念・G3(6月29日、函館競馬場・芝2000メートル)
サマー2000シリーズ初戦、第61回函館記念・G3(29日、函館)に出走するディマイザキッドが、上昇カーブを描いてタイトル獲得を目指す。
自己条件を連勝して挑んだ前走の新潟大賞典は、3か月の休み明けに加えて3番枠で馬場が荒れた内を通って8着だった。
馬体重の増加とともに力をつけている。デビュー戦は440キロだったが、前2走はどちらも460キロでの出走。「昨夏を越して馬が良くなったと思ったけど、まだ成長すると思う。緩さがあったトモ(後肢)も、はまりが良くなってきた」と進化は止まらない。
ディーマジェスティ産駒は芝の競馬場別成績で函館が勝率1位(17・9%)、札幌が同2位(12・5%)と洋芝を得意にしている。同助手は「(3走前に)中山で突き放して勝ったのを見て、洋芝は合うのかなと思っていました。成績的にも右回りの方が安定している」と期待する。初めての北の大地で本領を発揮する。(浅子 祐貴)