◆新日本プロレス「”DEATH PAIN” invitacional supported by ROLLING CRADLE」(24日、後楽園ホール)観衆1481人(札止め)
新日本プロレスは24日、後楽園ホールで「”DEATH PAIN” invitacional supported by ROLLING CRADLE」を開催した。
メインイベントの「IWGPジュニアヘビー級選手権 蛍光灯&ガラスボード+αデスマッチーI’m so glad I met youー」王者のエル・デスペラードがFREEDOMSの葛西純と6度目の防衛戦を行った。
ホールが超満員札止めとなった3度目のシングル対決は、葛西がデスペラードをコーナー最上段からリバースタイガーデストロイヤーでガラスボードに突き刺せば、デスペラードもラダー上から場外の蛍光灯ボードに突き落とす壮絶なリングとなった。
最後はデスペラードが垂直落下式リバースタイガードライバーからのピンチェ・ロコでフォールを奪い死闘を制した。試合後、デスペラードは涙を流し「葛西さん!これが死んでもいい覚悟を捨てて、強くなったエル・デスペラードです!」と絶叫。両者が座礼をかわすと葛西がマイクを持ち「デスペ氏よ、オマエだけじゃねえぜ。年齢もキャリアも、オマエのほうがずいぶんと下だけどよ、俺っちはよ、オマエみたいな強くて、男気のある男になりたいと思って、30、40すぎて、50手前になっても、今日よりも明日強くなりたいと思って!オマエと出会えたから、今日、ここまで来れました!」と感謝。号泣しながら「デスペ氏、最初で最後の、俺っちのワガママ、聞いてもらっていいか?」と切り出し「葛西純の全盛期は10年後だ!オマエの10年後、今日よりも、もっともっとオマエも強くなってるだろ?」と招待状を手にすると「デスペ氏よ、これが何だかわかるか? 『”DEATH PAIN”invi 2』!。2035年、後楽園ホール大会の招待状だー!それまでシングルは封印だ! 受け取れ!」と10年後の再戦を要求した。
デスペラードは「10年後!もう一回、シングルマッチ、やりましょう!」と呼応した。バックステージで葛西は「アンダーグラウンドで27年やってきた葛西純が、業界のトップ大手、新日本プロレスの後楽園ホール大会のメインイベントで、IWGPジュニアに挑戦したぞ!俺っちが20代の頃、30代の頃、40代の頃、IWGPジュニアに挑戦させろって言ったって、相手にもされなかったろうよ。それがどうだ?今年で51歳になるっていうよ、このオッサンが、見事に、新日本プロレスの後楽園ホールのメインで、IWGP ジュニアのベルトに挑戦し
たんだぞ!負けたとはいえな。しかもデスマッチでだ。新日本プロレスの歴史をも狂わせたぞ。
れがどういうことかわかるか? 人間は年齢なんかじゃねえ。年齢なんて関係ねえ。俺っちにとって、俺っちにとってのデスペ氏。いわゆる、“尊敬”と“嫉妬心”を持てる人間がいれば、その2つの心を持ってればよぉ、年齢なんて関係ねえ」と心からの叫びでメッセージを送った。