◆プロボクシング ▽WBA女子世界ミニマム級(47・6キロ以下)タイトルマッチ10回戦 王者・黒木優子―同級3位・鈴木なな子(6月26日、東京・後楽園ホール)
WBA女子世界ミニマム級タイトルマッチの前日計量が25日、都内で行われ、王者・黒木優子(34)=真正=と同級4位鈴木なな子(25)=横浜光=がともにリミットを200グラム下回る47・4キロでクリアした。
フェースオフで向かい合ったものの、何度も笑いを抑えられなかった黒木は「(鈴木を見て)かわいいなと。
黒木は今年1月、王座決定戦でソ・リョギョン(韓国)に判定勝ちして王座返り咲きを果たした。「1ラウンド目に鈴木選手がどういう出方をしてくるのか。それに合わせていこうかなと。戦っていく中で色んな戦術を変えるっていうのが経験。1ラウンドの出方やパンチの種類を見て、対策を変えていければ」と17年のプロキャリアを武器に初防衛に挑む。
ジム移籍2戦目で世界初挑戦を迎える鈴木は「今までで一番気合が入っている。4か月ぐらい、しっかり準備もできた。スパーリングもたくさんこなしたし、スタミナも全然心配していない」と好調な仕上がりをアピール。「勝てば、今までやってきたことが報われる。あした勝てば、人生が変わる」と意気込んだ。
「ゆうこりん」が愛称の2階級制覇王者・黒木と、元日本王者・鈴木の美女ボクサー対決。プロモートする大橋ジムの大橋秀行会長(60)も「この2人の対決は、今後の女子ボクシング人気のカギを握る意味のある試合」と話す注目のカードだ。
成績は黒木が24勝(10KO)8敗2分け、鈴木が9勝(3KO)3敗。
試合はLeminoで配信される。