日本オリンピック委員会は26日、東京都内で理事会を開き、スピードスケートと自転車で夏冬五輪7大会に出場した橋本聖子元五輪相を新会長に選んだ。任期は2年。
会長選は日本サッカー協会(JFA)前会長の田嶋幸三氏らが候補に挙がり、一本化するのに混迷を極めたものの、最終的には五輪出場経験もある元トップアスリートでもあり、長年の政治経験や国際感覚を備え、抜群の知名度をもある橋本氏に決まった。
橋本氏は現役時代、冬季はスピードスケート、夏季は自転車で計7大会五輪に出場した。92年アルベールビル冬季五輪ではスピードスケート1500メートルで日本女子初の銅メダルを獲得するなど活躍。95年に参院選に比例代表で初当選し、19年9月いは東京五輪・パラリンピック競技大会担当大臣に就任した。21年2月に東京五輪・パラリンピック組織委員会会長を務め、JOCでは選手強化本部長や五輪日本選手団の団長などで手腕を振るってきた。
来年2月に開催されるミラノ・コルティナ冬季五輪が新会長としての最初の大仕事なる。