◆第26回兵庫優駿(6月26日、園田競馬場・ダート1870メートル)

 兵庫3歳馬NO1決定戦に12頭が参戦して争われ、断然の1番人気に支持された下原理騎手騎乗のオケマル(牡3歳、西脇・盛本信春厩舎、父ニューイヤーズデイ)が2周目の向こう正面で先頭に立つと後続を引き離す一方。終わってみれば2着に8馬身差をつけてV。

7戦全勝で無敗の2冠馬となったとなった。

 兵庫3冠競走の1冠目となる菊水賞(4月2日・園田)に続いて2着のベラジオドリーム(菊水賞でも2着)に8馬身差をつけて兵庫優駿V。昨年に現競走体系になってから初となる無敗の2冠馬誕生だ。今年に入って3戦していずれもワンサイドゲームでの圧勝に怪物の呼び声もあがる。

 コンビを組む下原騎手は「まだまだ成長する余地がある。全国交流競走でも活躍できる存在になって欲しい」と今後への期待を口にすれば、記念撮影で“オケマルポーズ”を取り、喜びを爆発させた盛本調教師も「プレッシャーはあったが、いい状態で送り出すことができた。勝ててホッとした」と笑顔。

同馬は園田オータムトロフィー(10月9日・園田)で兵庫3歳3冠を目指すが「無事なら」と自信を見せた。

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