青学大時代に箱根駅伝5区で活躍し「3代目・山の神」と呼ばれた神野大地(31)=M&Aベストパートナーズ選手兼任監督=が26日、自身のSNSで「本日、ジストニアの手術を受けました」と明かした。
ジストニアは、神経系の障害による筋収縮にかかわる運動障害など疾患。
現在、神野は選手兼監督として実業団の新チームのM&Aベストパートナーズを率いる。今季から「MABPマーヴェリック」として本格始動し、4月21日に東京・渋谷区で行われた「お披露目会」では「ニューイヤー駅伝(全日本実業団駅伝)に1年で出場、5年で入賞、10年で優勝を目標にしています」と力強く宣言した。
MABPは昨年4月、神野選手兼監督、中大出身の堀尾謙介、東海大出身の鬼塚翔太、高木聖也ゼネラルマネジャー(GM)の4人体制で発足した。今季、国学院大出身の板垣俊佑、中川雄太、中大出身の山平怜生、城西大出身の栗原直央の新人選手、チェルイヨット・フェスタスとジョセフ・ムモのケニア人選手の加入が決定。また、国学院大出身で2月末まで九電工に所属していた木付琳が加入。19年箱根駅伝に関東学生連合の一員として出場した東大出身の近藤秀一さんがコーチに就任した。
神野選手兼監督は指導に重点を置きながら「チームとして必要な時、僕自身も走るつもりです」とランナーとしての意欲を示している。
プロ野球やJリーグのように愛称をつくり、チーム名を「MABPマーヴェリック」とするなど、多くの新たな取り組みにチャレンジする。マーヴェリック「異端者」や「型破り」の意味を持つ。
この日の投稿では「ここからが、また、新しいスタートです。前を向いて、やり抜いて見せます」と宣言。神野大地は、病気を乗り越え「型破り」な挑戦を続ける。