大相撲の関脇・大栄翔(追手風)が27日、埼玉・所沢市にあるベルーナドームで行われたプロ野球・西武ー日本ハム戦でのセレモニアルピッチに臨んだ。

 埼玉・朝霞市出身の大栄翔は、呼び出しの重夫(九重)の呼び上げで、日本相撲協会の公式マスコットキャラ「ひよの山」とともに登場した。

投球は惜しくもワンバウンド。「本場所と比べものにならないくらい緊張した。点数はつけられないが、改めて野球選手のすごさというか、あんなにマウンドから(ホームベースまで)遠くて、すごいなと思った」と笑顔で振り返った。野球場の雰囲気については「物心ない時に見に行った以来だったので、相撲と全然違った熱気もあって感動した」と興奮気味に話した。

 先場所は10勝を挙げ、名古屋場所(7月13日初日・IGアリーナ)では大関取りの足固めを目指す。「やるからには優勝を目指して頑張りたい。(セレモニアルピッチのワンバウンドは)バッターボックスの白いところだったと思うので、土はついていないと思う。相撲でも土がつかないように」と意気込んだ。(大西 健太)

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