自動車レースのスーパーGT第3戦は27日、マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキット(1周5・543キロ)でノックアウト方式の公式予選を行った。

 海外のレースは2019年のタイ・ブリーラム以来、6年ぶり。

マレーシア・セパンでは2013年以来、12年ぶりの開催となった。赤道直下に位置する高温多湿の過酷なレースが戻ってきた。

 GT500クラスはウェッズスポーツ・アドバンGRスープラ(国本雄資、阪口晴南組)が唯一“50秒の壁”を破る1分49秒748のコースレコード(従来の記録は2007年の1分54秒306)でポールポジションを獲得した。

 Q2のハンドルを握った阪口は「緊張がすごかった。前戦(富士)も国本さんがQ1トップで、僕が(Q2で)ポールが取れなかった。(プレッシャー)背中に乗っていました」と胸をなで下ろしていた。

 Q1をドライブした国本は「路面温度が低くなったので、いいタイムで走ってくれると思っていました。今日のフリー走行で決勝の感じもつかめているし、調子もいい。決勝(28日午後4時=日本時間午後5時~、55周)は気持ちよくレースが終えれるように頑張ります」と自信をのぞかせていた。

 GT300クラスはアップガレージAMG・GT3(小林崇志、野村勇斗組)がこちらも2分2秒110のコースレコード(従来の記録は2013年の2分3秒025)でポールポジションを獲得した。

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