演歌歌手の新浜レオン(29)が、現在放送中のNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(日曜・後8時)で大河初出演することを28日、同局が発表した。
昨年11月、初出場が決定した際の発表会見で「僕の生きる目標でした」と歓喜した紅白歌合戦に続き、同局の“看板番組”への出演が決まった。
新浜が演じるのは、江戸浄瑠璃(三味線と節を付けた語りによる劇場音楽)の流派の一つである「富本節」の太夫(語り手)である富本斎宮(いつき)太夫。俳優・寛一郎(28)演じる富本豊前太夫の後見を務める実力を持つ。
物語の中では、江戸で米不足が深刻化し、打ちこわしが相次ぐ中で、主人公・蔦重(横浜流星)と共にある策を講じる姿が描かれるという。新浜は「歌(語り)の力で、ある事件を落ち着かせる」と自らの役に関してヒントを出すと共に「日頃から歌手として活動している言葉、メッセージと重なるところもあります」と、歌手である自らにピッタリの役であると強調した。
「江戸時代の背景、歴史を勉強しながら、今できる100%の歌でドラマを盛り上げられるように全力で挑戦します!」と気合を見せた新浜。演技でも力を発揮すれば、同局のもう一つの看板である朝の連続テレビ小説からも“お呼び”がかかるかもしれない!?
ナウシカ」声優 島本須美も出演
〇…この日は、宮﨑駿監督の映画「ルパン三世 カリオストロの城」のクラリス、「風の谷のナウシカ」のナウシカ役などで知られる声優・島本須美(70)の出演も発表。蔦重の店「耕書堂」の女中・たかを演じる。久々の声以外の演技に島本は「声優としての私をご存知の方もいらっしゃるかと思います。『べらぼう』の出演者の中にも声のお仕事での共演者が多く、とても心強いです。セリフがない回も出演していることがありますので、どこに出てくるのかお楽しみに」とコメントした。