俳優の吉沢亮が主演する映画「国宝」(李相日監督)が6日の封切りから29日までの公開24日間で観客動員数231万人、興行収32億円を突破したと30日、配給の東宝が発表した。興収32億円は今年公開された実写邦画では1位となる。
吉沢演じる立花喜久雄が女形の歌舞伎俳優として芸に生涯をささげる物語。吉沢をはじめ俳優陣の熱演など作品の完成度を評価する声が多く、公開から日を追うごとに観客動員、興収が上昇している。5月のカンヌ国際映画祭の監督週間に出品されたこともあり、フランス、スイス、オランダ、韓国、香港、台湾など9つの国と地域での公開も決定している。