JFLのFCティアモ枚方は2日、タイ3部のカスタムズユナイテッド(U)とパートナーシップ契約を締結したと発表した。カスタムズUはかつてJリーグの福岡や浦和、G大阪などでプレーしたMF田中達也が選手兼監督に就任。
ティアモ枚方は大阪府枚方市などをホームタウンに、将来的なJリーグ入りを目指すクラブ。G大阪などで活躍した二川孝広監督の下、昨季はJFL3位に。近年はJリーグに数々の選手を輩出しており、今季はここまで6位に位置している。1954年設立のカスタムズUは、24年に日本企業の資本参入を受け、タイリーグ初の外国資本による運営クラブに。1日には日本最大級のサッカー・ナショナルトレーニングセンター「J―GREEN堺」で長く代表をつとめた藤縄雅敬氏が代表取締役CEO(最高経営責任者)に就任した。
両クラブはさっそく人事面の交流も発表。カスタムズUのスポーツダイレクターをつとめるアルゼンチン出身のアルベルト・ブランコ氏が、ティアモ枚方のエグゼクティブ・フットボール・アドバイザーに就任した。アルゼンチンのニューウェルズ・オールドボーイズでプロキャリアをスタートしたブランコ氏は、年代別アルゼンチン代表や、欧州、南米、アジアと世界各国のクラブでプレー。タイで指導者キャリアを重ねてきた同氏の知見を生かし、クラブの国際化にも着手する。またティアモ枚方FW上元直樹(25)が、カスタムズUに移籍することも発表となった。