役所広司、アニメ映画「果てしなきスカーレット」で声優務める　主人公の宿敵役　細田守監督作品は４作連続 (2025年7月16日)

俳優の役所広司（６９）が細田守監督（５７）のアニメ映画「果てしなきスカーレット」（１１月２１日公開）で主人公の宿敵・クローディアス役の声優を務めることが１５日、分かった。「バケモノの子」（２０１５年）、「未来のミライ」（１８年）、「竜とそばかすの姫」（２１年）に続く４作連続の細田作品となる。 「人は何のために生きるのか」をテーマに、クローディアスに父を殺された王女・スカーレット（芦田愛菜＝２１）が復讐（ふくしゅう）のため「死者の国」へ旅に出る物語。役所は収録を振り返り「まるで舞台公演のリハーサルをしているような現場は格別の経験でした。細田監督作品はいつも予想をはるかに超える、見たこともない世界を見せてくれます」と声を弾ませた。 細田監督は「最初からクローディアスは、役所さんをイメージしてシナリオやデザインを作りました。人間の奥底に眠る狂気などを的確に表現される迫力が圧倒的だったので、役所さん以外には考えられませんでした」と絶大な信頼を寄せる。スカーレット役の芦田も「役所さんの声の迫力に圧倒されました。このクローディアスに、私は復讐をやり遂げなければいけないと、スカーレットの核となる部分をかき立てていただきました」と敬意を表した。 世界的に注目される細田監督の最新作。１２月１２日からは米国での劇場公開も決まっている。ほかに市村正親（７６）、吉田鋼太郎（６６）、松重豊（６２）、斉藤由貴（５８）、山路和弘（７１）、柄本時生（３５）、青木崇高（４５）、染谷将太（３２）、白山乃愛（１３）、白石加代子（８３）も声優を務める。