◆明治安田J1リーグ ▽第24節 鹿島3―2柏(20日・メルカリスタジアム)

 柏はアウェーで鹿島と対戦し、2―3で敗れた。

 柏は前節のFC東京戦(0●1)と同じ先発メンバー。

東アジアE―1選手権から帰ってきたDF古賀太陽、MF久保藤次郎、FW垣田裕暉らが名を連ねた。

 2020年11月25日の第29節(4〇1)以来、勝利がないアウェー・鹿島戦。通算でも25試合で5試合しか勝利のない苦手なスタジアムで、先制を許す。前半5分、ピッチ中央付近で相手にボールを奪われると、ころころと転がった球をFWレオセアラがロングシュート。前に出ていたGK小島亨介の頭の上を越えて、ボールはネットの中へ。前回ハットトリックを奪われた相手に、衝撃の一発を決められた。

 同39分には追加点も許す。左サイドのFKを与えると、MF舩橋佑のキックにDF植田直通が頭で合わせる。右ポストぎりぎりのところに吸い込まれ、小島は一歩も動くことが出来なかった。

 2点ビハインドの状況になったが、同43分に1点を返す。細かくパスをつなぎ得点を奪いに行き、エリア内でチャンスを作る。相手にボールが渡るが、エリア内でボールを奪取。

エリア内でフリーだったDF小屋松知哉がシュートを沈めて、1点取り返す。

 終盤に1点を返した勢いが後半にもつながった。後半31分にMF瀬川祐輔が垣田に代わってワントップに入ると、ピッチに入ってからわずか44秒後にMF中川敦瑛の縦パスからゴールを獲得。今季のチームの好調ぶりを表すかのように、2点ビハインドから同点に追いついた。

 逆転の雰囲気も漂う中、後半37分にエリア内で相手のハンドがあったとしてPKを獲得。キッカーは小屋松。逆転の大チャンスだったが、小屋松のキックは上に外れた。

 そこから攻めるも、得点は奪えず。すると、後半アディショナルタイム4分、ミスからMF松村雄太に決勝弾を献上。逆転まであと一歩に迫りながら、勝利が逃げていった。

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