2028年ロス五輪を目指すU―22日本代表が20日、千葉県内で始動した。今月25日にウズベキスタンでU―22サウジアラビア代表、28日にはU―22ウズベキスタン代表と対戦する。

今回の招集メンバーは、鳥栖U―18在籍中ながら2種登録として今季J2で19試合1得点のMF新川志音(17)、24年にJ2熊本でトップ昇格し、今季9試合4得点のFW神代慶人(17)と、Jで結果を残しているふたりの高校生を招集。さらに大学生8人も招集し、フレッシュなメンバーで臨む。

 この日は練習中に神代が負傷するなどアクシデントもあったが、チームの基準を高めるトレーニングが行われた。練習後、取材に応じた新川は「基本的に年齢は気にしていないですけど、下から突き上げ、盛り上げていきたい」と話した。鳥栖では今春のキャンプでチャンスをつかみ、J2でアピールを続ける17歳は、自らの持ち味を「ゴール前の感覚が一番優れていると思っている」と語る。元アルゼンチン代表FWアグエロや元日本代表FW岡崎慎司にあこがれ、171センチと小柄ながらFWとして勝負する覚悟を見せた。

 新川、そして神代は2007年生まれ。バルセロナのスペイン代表FWヤマル(18)と同世代だ。新川はヤマルについて「一番はすごいな、と思いますけど、自分もいつかその舞台に立たないといけない。いつかはヤマルより上に行きたい」と意気込む。同世代がすでに世界屈指のプレーヤーへと上り詰めた姿に刺激を受け、日本の“ヤマル世代”たちがさらなる飛躍を目指す。

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