◆明治安田J1リーグ▽第24節 鹿島3―2柏(20日・メルスタ)

 鹿島は柏に3―2で競り勝ち、柏を首位から引きずり下ろした。後半アディショナルタイムにMF松村優太が劇的な勝ち越し点を挙げた。

負ければ首位と勝ち点6差が離れていた一戦で、しぶとく勝利を挙げた。

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 2―0から一時同点に追いつかれながらも、相手のミスを突いて後半ATに勝ち越し。大一番となった上位対決を制し、神戸に次ぐ2位に浮上した。

 鬼木達監督は大声援で選手を後押ししたサポーターに感謝を示し、選手をねぎらった上で「ただ、追いつかれ、追い越されてもおかしくないゲーム展開だった。改善しなきゃいけないことは多くあった」と総括。手放しで勝利を誇ることはしなかった。

 2点のリードで試合を優位に進めたが、前半の終了間際の失点で試合を難しくした。後半31分に追いつかれて以降も、チャンスよりもピンチの方が圧倒的に多かった。指揮官は「サポーターに助けられたゲーム。見つめ直していきたい」と表情を引き締めた。

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