◆明治安田J1リーグ▽第24節 横浜FM3―0名古屋(20日・日産スタジアム)
横浜FMがホームで名古屋に3―0で勝利し、3か月ぶりに最下位を脱出した。
0―0で迎えた前半35分。
さらに前半アディショナルタイム2分には、FWヤンマテウスが相手の股を抜く技ありの左足シュートをゴール右に決めて、貴重な追加点。後半ピンチを作られる場面もあったが、リードを守り抜き、終了間際にはFW植中が追加点。3―0の完勝で、今季2度目の連勝を飾った。
18位横浜FC、19位新潟が敗れたため、4月20日の浦和戦(1●3)で最下位に転落して以降、初めて脱出し、18位に浮上。残留圏内の17位湘南まで勝ち点3差に迫った。
大島監督は「2週間空いた中で、自分たちが準備してきたものを選手がしっかり表現してくれた、狙い通りにいった試合だった。最後、足つりながら苦しい場面ですけど、スタジアム全体の皆さんの後押しがあって、最後まで走り切れたゲームだったかなと思います」と振り返った。
この日は7月5日の横浜FC戦において、一部の横浜FMサポーターによる発煙筒、花火の使用や集団での挑発行為などの複数の違反行為があったことを受けて、横断幕や旗(オフィシャルで販売しているフラッグ等は除く)、ゲートフラッグ等すべての掲出物の持込および使用は禁止。応援を統率する楽器類(太鼓やその他の鳴り物すべて)の持込・使用も禁止となっていたが、ゴール裏を埋めたサポーターは、手拍子中心の声援で最後までチームを鼓舞した。指揮官も「見た感じの違いはありましたけど、その中でもサポーターの皆さんが一体となって、大きな声で声援してくれましたし、それが本当に力になった。