J2北海道コンサドーレ札幌のMF荒野拓馬(32)とGK児玉潤(27)が21日、オフ返上で食の大切さを説いた。サッポロさとらんどで「児玉食堂」と題したイベントを初開催。

5年前からフードロス問題に積極的な荒野が、チーム1の料理上手・児玉に声をかけて実施。参加した80人の家族らに児玉が包丁の使い方などを教えながら、自身のレシピを元に夏野菜カレーを一緒に作って食し、サッカー体験などと合わせて交流した。

 この日はチーム練習は休みだったが、荒野は「食事の大事さを知ってもらうきっかけになれば」と準備を進めてきた。「料理は好きだし、来てくれた方に喜んでもらえることが一番なので」と児玉も終始笑顔で触れ合った。会場では荒野が呼びかけて児玉がプロデュースした砂糖を使わない菓子「エナジーキーパー」も販売。栄養価ある食事への意識を高める場とした。

 サッポロさとらんど内に3000平方メートルの畑を荒野が持つことも決まった。大豆やサツマイモを栽培し、収穫した野菜は様々な形で提供していく予定。荒野は「今回がスタート。今後は潤が作ったアスリートが実際に食べる料理を提供するようなイベントもしていければ」と更なる活動の拡大を約束した。(砂田 秀人)

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