厚生労働省特別健康対策監を務める歌手で俳優の杉良太郎(80)が4日、東京・浅草花劇場で行われたイベント「知って、健康デー2025 in 浅草」に出席した。幅広い年齢層の参加者によるダンスを楽しみ「ダンスは一人じゃつまらない。

仲間とやるから楽しいし、続く。皆さんに見てもらえるからエネルギーをもらうし、一生懸命やろうという気持ちが大事ですね」とたたえた。

 7月28日の世界・日本肝炎デーに合わせて、肝炎の知識や予防、治療に関わる理解が進むように普及啓発を実施するイベント。杉らが取り組む「ダンスによる健康づくり」の大切さを発信した。

 杉の妻で、同省の「知って、肝炎プロジェクト」で肝炎対策特別大使を務める歌手の伍代夏子(63)が開会宣言。神奈川の白鵬女子高校ダンス部に続き、シニアチームがパフォーマンスを披露した。平均74・1歳、最高82歳のメンバー8人で臨んだ埼玉県のチーム「GOLD DRAGON」には、会場からひときわ大きな拍手が送られた。

 トークセッションでは、肝機能と筋力との密接な関係が話題に。握力測定に挑戦した杉は、80歳の数値としては驚異的な43・8キロを記録。それでも納得がいかなかったのか、その後も数回挑戦し「日々努力をしていることを皆さんに見せたいと思って何度も測った」。息子の俳優・山田純大(52)とジムに通っていることも明かし「(14日で)81歳だけど、どうってことない。元気で長生きしてください」と呼びかけた。

 イベントでは、今年度の「健康一番プロジェクト」サポーターに就任した詩吟家で尺八奏者の前田健志氏(24)が演奏を披露。同じくサポーターのRIP SLYME・SU(51)と、モデルの森理世(38)もあいさつした。

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