5人組バンド「サカナクション」が27日、Kアリーナ横浜で全国ツアー「SAKANAQUARIUM 2025 “怪獣”」の最終公演を行った。

 NHKで放送中のアニメ「チ。

―地球の運動について」のオープニングテーマに起用され、ヒット中の「怪獣」をタイトルに掲げた全国ツアーのファイナル。当初予定していた17か所34公演が完売したため、26日、27日の2日間急きょ追加公演として開催された。

 5人は白で統一されたステージに横一列になって登場。1人の男が主人公となる怪獣をテーマにした映像がLEDモニターに映し出される中、バンドサウンドと映像をシンクロさせた斬新な演出で観衆を魅了した。 後半はヒット曲中心の構成。「アイデンティティ」では、ボーカルの山口一郎が「みんな歌える?」と呼び掛け、会場全体が大合唱に包まれた。代表曲「新宝島」では客席と一体となってアリーナを揺るがせた。

 昨年うつ病との闘いを公表した山口はアンコール(26日)で、今年の「怪獣」のヒットが自信になったと明かした。半年以上に及ぶツアーも無事にファイナルを迎え、ファンへの感謝と今後への抱負を語った。

 なおこの日のライブは、8月30日午後6時から10日間限定でファンクラブサイト、U―NEXTなどでアーカイブ配信を予定している。

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