元櫻坂46の小林由依が27日、都内で1stミニアルバム「yousti」発売記者会見を開催した。

 昨年2月に櫻坂46を卒業してから1年半。

さらに、櫻坂46の前身である欅坂46の1期生としてデビューしてから10周年のタイミングに「yousti(ユースティー)」名義でソロアーティストデビューし「芸能生活10年がたちましたけど、新鮮な気持ちで進んでいこうという気持ちがあります」と背筋を伸ばした。

 「yousti」は、自身の名前である「由依」と現実逃避の意味を持つ「ostrich」を組み合わせた造語。頑張りすぎず時には逃げて身を委ねていこうというメッセージが込められている。

 グループを離れ、演技など様々な選択肢があった中で音楽を選んだ理由について「アイドルを卒業して歌ったり踊ったりすることがなくなって寂しいと思った」と説明。「一人という形ですけど、音楽に関わっていたいと思いました」とまっすぐな目で話した。

 会見では自身のアイドル人生を振り返る場面も。youstiの由来になっている現実逃避ちなみ、自身が逃げ出したくなった出来事を問われると「活動を始めた最初の時は15、16歳だった。大人の方がいっぱいいる環境が慣れなくて、最初の方は怖さはありましたね」と素直な思いを回想。「同じ思いを持ったメンバーがいたのでなんとか一緒に頑張ってこれました」と明かした。

 そこから10年がたち、「こうして一人で記者会見することもなかった。全部自分に向けられている視線なのかと思うと緊張している」と苦笑い。「同じ境遇で同じ気持ちでいてくれる人がいないことは寂しい感情もある」と本音を漏らしつつ「それも乗り越えて、一人でもちゃんと自信持ってここに立てられるようになることが目標かなと思います」と自らに言い聞かせた。

 自身が新しいスタートを切った一方で、古巣の櫻坂46は24日に全国ツアーを完走。7月に行われた東京ドーム公演に足を運んだといい「グループを応援してくださってるファンの方の温かさを感じた。だからこそ、こんなにも愛と熱量を持って応援していただけるグループになったんだという思いと、そこにいた誇らしさも感じました」と笑みを浮かべた。

 そんな櫻坂46とは、今後音楽番組で共演する可能性も。「そうなったらうれしい。楽屋に遊びに行っちゃうかもしれないです」と声を弾ませていた。

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