J1で13位の清水エスパルスは29日、ホーム・鹿島戦(31日)に向け三保で一部非公開調整した。2位に付ける強敵との一戦はDF金眠泰(31)、DFマテウス・ブルネッティ(25)がそろって出場停止となるピンチ。

代わって2試合ぶりの先発が濃厚な住吉ジェラニレショーン(27)は「集中を切らさずやりたい」と、DFラインを引き締め4試合ぶりの白星を呼び込む構えを示した。

 どんな窮地でもやるべき仕事を果たす。清水は助っ人コンビの不在で最終ラインの再編は必至。2試合ぶりにスタメン復帰することが濃厚な住吉は「前半戦でやってきたメンバーがいるし、どうのこうの(焦ること)はない」と強調した。

 5月のアウェー戦は0―1で敗れた。シュート数は14―10。臆することなくボールを奪い、内容では確実に上回ったが鹿島のしたたかさに屈した。「良くなくても引き分け、勝ちに持っていけるのが鹿島。そこを上回る勢いを持たないと勝てない」。同戦は前半7分、わずかな隙を突かれサイドでの突破を許し、クロスから失点した。「紙一重の戦いになる」と自らに言い聞かせるようにうなずいた。

 チームは8月に入ってから公式戦2分け2敗。

3バックで臨んだ10日の広島戦、23日の福岡戦は無失点で終えたものの、4バックを採用した6日の天皇杯・広島戦、16日の横浜M戦は共に3失点している。「(3枚と4枚では)スライドの距離も大きく違うし、より集中が求められる」。自らがDFリーダーとして統率し、コンパクトな陣形を保っていくイメージはできている。

 J1のホーム・鹿島戦で勝利すれば15年3月以来となる。リーグトップ15得点のFWレオセアラ、同8得点のFW鈴木優磨らと対峙(たいじ)することになる住吉は「チームに活力を与えられる選手を封じることで、鹿島の勢いを止めるきっかけになる」ときっぱり。“鹿狩り”の最前線に立ち、体を張って2試合連続の無失点に導いていく。(武藤 瑞基)

 〇…秋葉忠宏監督(49)は「鹿島は20~25分の(試合の)入りにかなり来る。先制パンチを食らわせたいし、最低限0でしのいでいきたい」と攻略の青写真を描いた。敵将の鬼木達監督(51)は市船橋高の1学年先輩に当たる。前期は完封負けを喫しただけに「あの借りを返さないと。悔しさをリベンジできるように」と、攻めのタクトで先輩に一泡吹かせる。

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