◆明治安田 J1リーグ▽第28節 神戸1―0横浜FM(30日・ノエビアスタジアム神戸)

 J1神戸がMF武藤嘉紀のゴールで勝利をつかみ取った。今季は「腰椎椎間孔狭窄(きょうさく)」で約4か月の離脱を余儀なくされたが、復帰して見事に決勝点。

4月6日の新潟戦(ノエスタ)以来、FW大迫勇也と同時でスタメン出場も果たした。

 0―0の前半37分、エリキが右サイドを突破してエリア内へ。マイナスのクロスを入れると、武藤は自身の前にいたFW宮代大聖へスルーを指示。相手DFに当たって少しボールの勢いが失われたが、足を運び直して右足を振り抜き、ゴール左隅へたたき込んだ。

 待望の今季初得点は、長い苦しみの先で生まれた。「腰椎椎間孔狭窄」で手術も行い、約4か月間離脱。開幕直後から8連戦などの過密日程や、より厳しさを増す自身へのマークに体は悲鳴を上げていた。「自分のどこが悪いかも見つからず、ずっと痛みの中でやっていてもうどうしようもなくなって手術をした。痛みの期間が長すぎて、不安と、これからサッカーできるのかという期間が4、5か月あった。そのつらさはかなり厳しいものがあった」。自身も「14年ぶりくらい」と話す手術、リハビリを乗り越えて復活。スタメン復帰2戦目でマークした、格別のゴールを「かなり気持ちとしても楽になったし、自信もついた」とかみ締めた。

 完全復活へは「あとちょっと。怖さもなくなってきたのであと本当に少し。続けることが大事なので、この強度でどれだけ続けていけるかが次の課題」。昨季リーグ、天皇杯の2冠の立役者が、エンジン全開で巻き返しを図る。

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