俳優の小林薫が4日、都内で行われた声優を務めたアニメ映画「ホウセンカ」(木下麦監督、10月10日公開)の完成披露舞台あいさつに共演の戸塚純貴、満島ひかり宮崎美子らと出席した。

 独房で孤独な死を迎えようとしていた無期懲役囚の老人・阿久津に、人の言葉を話すホウセンカが声をかけることから始まる物語。

阿久津役の小林は、公開に先駆けて作品を鑑賞し「見終わって日常のささやかなことが大事で、幸せなことだと感じました」と見どころを語った。共演の宮崎は、会場を見渡し「実写の映画に出演するよりも、どう皆さまが受け止めてくださるのかドキドキしています」と観客に呼びかけた。

 小林はこの日、74歳の誕生日を迎えた。花束と似顔絵イラストを贈られ、共演陣から祝福されると「こんなにうれしいことはない。家宝にします」と笑顔を見せていた。

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