俳優の松田凌が4日、都内で江戸川乱歩没後60周年を記念した「RAMPO WORLD」の完成披露舞台あいさつ付き先行上映会に登壇した。

 今年で作家・江戸川乱歩の没後60年を迎えたことを記念して開催される同イベント。

乱歩作品を原案に、設定を現代に切り替えた「3つのグノシエンヌ」「蟲」「白昼夢」の3本の映画が、10月3日よりシネマート新宿、池袋シネマ・ロサなどで上映される。

 「一人二役」が原案の「3つのグノシエンヌ」で主人公・哲郎を演じる松田は「4人の登場人物がいて、それぞれの愛や欲が絡み合っていくと狂気に近づくんだなと。その触れてはいけないものに触れていただきたいと思います」とアピールした。

 共演した岩男海史とは同い年ということもあり、お互いにひかれ合ったようで「強烈…、いや鮮烈な俳優に会ったなと。俳優を嫉妬させる俳優だなと思いました」。他の共演者についても「作品に向かう力が強い方が多かったなと思っています」と感謝した。

 最後は「(作品を)ご覧頂いて、どういったものを目で見て、心で感じていただけるのか楽しみ。今の世の中に必要だからこそ、この(江戸川乱歩60周年)企画が生まれた思う。SNSだったりで盛り上げていただけたら」と締めくくった。

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