J2藤枝は16日、ホーム・磐田戦(20日)に向けて静岡・焼津市内の専用グラウンドで公開練習を行った。

 「蒼藤(そうとう)決戦」と名付けられた、同じ静岡県内チームとの対決。

前節(13日)の大分戦(1△1)でチームトップを独走する9点目を挙げたMF浅倉廉(静岡学園高―拓大)は「まずは勝つこと。そして点を取れれば」と意気込み。2試合連続ゴールと、自身初となる2ケタ得点へ意欲を見せた。

 大卒ルーキーだった昨季の2得点から大きく飛躍。日々の練習もあるが、ゴール前での「ポジション取りが無意識にできるようになってきた」と要因を明かした。毎試合後にチームの分析担当スタッフと映像を見ながら動き方を確認。その積み重ねで、得点にからめる位置につけるようになったという。

 磐田とのリーグ戦は過去3戦全敗。今年5月のアウェー戦も、後半アディショナルタイムにPKを与えて0―1で敗れた。この試合で浅倉はボランチを務めていたが、今回は本来のシャドーでの先発が濃厚だ。「前回よりゴールにからむチャンスも多くなると思う。ジュビロを相手に、いいサッカーをして勝てれば、その後の上位との戦いにも勝てる」と力をこめた。

サポーターの声援を力にして、藤枝のプライドをホームで見せる。(里見 祐司)

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