日本サッカー協会は16日、文京区にあるblue―ing!(ブルーイング)で今年度の第21回日本サッカー殿堂掲額式典を開催した。元日本代表DFで国際Aマッチ122試合出場(5得点)と活躍し、1998年フランスW杯で主将を務めた井原正巳氏(欠席)、鈴木保氏(元日本女子代表監督、故人)、半田悦子氏、木岡二葉氏(欠席)、高倉麻子氏、野田朱美氏(いずれも元日本女子代表選手)の6人が掲額者となった。
井原氏(韓国Kリーグ2・水原三星コーチ)はビデオメッセージを通じ「名誉ある日本サッカー殿堂に迎えていただき、心より感謝申し上げます。9歳でサッカーを始め、その楽しさ、魅力にひかれ、ひたすらボールを追いかけ、サッカーに人生を捧げてきました。多くの仲間、指導者の皆様、家族、サポーター、関係者の皆様に支えられ、ここまでやってくることができました。皆様のおかげで、この栄誉をたまわれたと思っています。本当にありがとうございました。
日本代表には20歳で初めて選ばれ、約11年間、関わることができました。1993年のドーハの悲劇では、悔しさを今でも鮮明に覚えています。その経験があったからこそ今の日本サッカーがあるのではないかと思っています。
また98年のフランスW杯予選では苦しみながらも勝ち抜き、初出場を決めました。本大会でそのピッチに立てたことはサッカー人生の中でも最高の宝物になっています。
指導者になった今も、まだまだ日本のサッカーのために少しでも力になれるように精一杯努力してまいりたいと思います」とコメントした。