日本サッカー協会は16日、文京区にあるblue―ing!(ブルーイング)で今年度の第21回日本サッカー殿堂掲額式典を開催した。元日本代表DFで国際Aマッチ122試合出場(5得点)と活躍し、1998年フランスW杯で主将を務めた井原正巳氏(欠席)、鈴木保氏(元日本女子代表監督、故人)、半田悦子氏、木岡二葉氏(欠席)、高倉麻子氏、野田朱美氏(いずれも元日本女子代表選手)の6人が掲額者となった。
式典に出席した、なでしこジャパン・ニールセン監督は、日本女子サッカーの歴史をつくり、支えた方々の表彰を受け、「今の女子サッカー界の礎を作ってくれたのが、今日殿堂入りをされた方々だと思います。本当にそういった方たちが頑張ってくれたおかげで、今があると思っております」とコメントした。
またニールセン監督は「再び(なでしこが)世界一に返り咲くということを大きな声で言いたいと思います。本当に素晴らしい選手もいて、素晴らしいサポートもあって、どこに行ってもこの美しい国日本で皆様からのサポート、支援を非常に感じております。あとはやるだけと伝えたいと思います」と、2011年女子W杯以来となる世界一に向け強い決意を示した。来年3月のアジア杯(オーストラリア)に向け「まずはアジア杯で(27年ブラジル大会の)ワールドカップ出場権をつかむこと。自分たちはできると自信を持っています。新しい世代の女子サッカーが発展するように、今日様々な方のご尽力のおかげでこの日本サッカーが発展したということがよく分かりました。そういった方々に対して、お礼を言いたいと思います」と語った。