イングランドプレミアリーグで、マンチェスターCとの「マンチェスター・ダービー」に0-3完敗。解任の重圧が色濃く漂うマンチェスターUのルベン・アモリム監督(40)の命運が残り3試合のリーグ戦にかかっていることが明らかになった。
英大衆紙「デイリー・エクスプレス」が掲載した記事によると、マンチェスターCに敗れ、今季1勝1分2敗で開幕ダッシュに失敗し、リーグ14位に沈むアモリム監督が選手の支持を急速に失っているという。
この状況を重く見たクラブ側は、長期政権を委ねるつもりだったアモリム監督への信頼が揺らぎ、10月の代表戦週間までのリーグ戦3試合の結果次第で40歳ポルトガル人指揮官の解任を検討する方針となった。
マンチェスターUの次戦3戦はチェルシー(ホーム)、ブレントフォード(アウェイ)、サンダーランド(ホーム)。この3試合で無勝利の結果に終われば電撃的な解任もあり得る状況になっている。
ただしこの3試合を無事切り抜けたとしても、代表戦明けのリーグ戦初戦は王者リバプールとのアウェー戦。サポーターが最も負けたくない相手である宿敵リバプールに惨敗すれば、ここでまた解任騒動が再燃する可能性は大。アモリム監督にとっては2季目の開幕早々、重大なプレッシャーがかかる状況となっている。
「デイリー・エクスプレス」紙によると、後任候補は昨季クリスタルパレスをFA王者に導いたグラスナー監督、フラムのシウバ監督、ボーンマスのイラオラ監督のプレミアで実績のある3監督に加え、前イングランド代表監督のサウスゲート氏、また現アメリカ代表監督のポチェティーノ監督も候補に上がっている。