J1で現在首位の京都は17日、京都・城陽市内で約1時間半練習を公開した。20日の清水戦(サンガS)では、FWラファエルエリアスが警告の累積で出場停止。
静岡県出身で、下部組織からプロデビュー。以降も6季過ごした古巣だ。対戦への思いには「僕の中で古巣が結構多いので(笑)。清水とやる時も、G大阪とやる時も『ガンバとやれるな』みたいな感じなので。古巣だからって特別な思いはそこまでない」と、柔和な表情で答えたが「清水に関しては特別なチーム」とも言い切る。当日は、地元の同級生や「両親も初めて来る」とのこと。リーグトップタイの16得点を誇るエリアス不在の中、出場の可能性も高まる長沢に注目が集まる。
チームは優勝争いまっただ中。自身は最年長だ。それでも、抱く思いはシンプル。仕事を果たすため、目の前の一日を全力で積み重ねるのみ。
この日も、滝のように汗を流しながらクラブハウスへ引き揚げていった37歳。残す9試合の中で、その存在感をより際立たせる。