タレント・梅宮アンナが27日、都内でMICIN(マイシン)少額短期保険主催のトークイベント「アンナ流 がん治療とライフスタイルUP術」に出席し、自身の闘病や現在の生活について語った。

 梅宮は、24年夏に「浸潤性小葉がん」と診断され、右胸の全摘手術を経験した。

診断を受けた際の心境を「親族にがん経験者が多かったので、順番が回ってきたなと思いました。だけどステージ3の治療の長さと、体毛がなくなるのはショックでした。特に髪色や髪形にこだわってきた人生だったのですごく悩んで、10日間くらい泣いちゃった」と赤裸々に語った。

 この日は、梅宮らしいハイトーンのウィッグ姿で登壇。「人毛のウィッグって、30万から100万くらいして高いんですよね。だけど、髪の毛のない写真はSNSにはアップしないと決めている」と前向きな発信を継続。さらに、自身の右胸の全摘手術経験から「パットの入ったブラジャーとかも傷口に触れて痛くて付けられなかった。『これは作らなきゃいけないな』と思って、今制作中です。私は退院の時にノーブラだった。だから、病院の売店で扱ってもらえるようにしたい」と患者目線の商品開発に意欲をのぞかせた。

 今年5月には7歳上のアートディレクター・世継恭規さんと再婚したことを発表した。「彼は糖尿病などを持っている。

食事は、他人(ひと)のことを考えて作ったことなかったけど、一緒に必要以上に糖分や塩分をとらないようにしています」と夫妻で健康維持に努めていることを告白。「出会って10日で結婚なんて自分でも最初は自分についていけなかった。だけど、(世継さんが)『価値観は合わないものだよ』と言ってくれた。今回の出会いはすごく意味があると思っている」と笑顔を見せた。

 イベント終了間際には、言葉を詰まらせ「泣くつもりじゃなかったのに…ごめんなさい」と涙をぬぐい、「生きてるってすごいことだし、感謝しなきゃいけないなと思います」とうなずいていた。

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