◆JERA セ・リーグ 巨人4―2中日(30日・東京ドーム)

 巨人の阿部慎之助監督がライデル・マルティネス投手の起用について「本人の意向でいってもらいました」と説明した。 

 巨人・田中将大投手が史上4人目の日米通算200勝を達成した。

4度目となる今季最終登板、小林誠司捕手との「マーコバ」バッテリーで先発した田中将は3点の援護をもらい6回まで投げ4安打2失点で降板。7回に1点を追加した巨人は、8回から大勢投手、さらにマルティネス投手を8回2死一、二塁から投入する必勝リレーで逃げ切った。

 移籍後初の8回のマウンドに上がり、巨人では初の回またぎで登板。1回1/3を無安打無失点で抑えてセ・リーグ記録に並ぶ46セーブをマークし、05年岩瀬仁紀(中日)、07年藤川球児(阪神)、中日の守護神・松山晋也に並んだ。

 阿部監督は「セーブ王もとらせたかったので」と話し「(8回の裏に)何点入ってもセーブがつくということを確認して。本人の意向でいってもらいました」と語った。

 巨人に移籍して迎えた今季は守護神として9回に降臨。これで元同僚の中日・松山と並ぶ46セーブとなり、セーブ王争いは、シーズン最終戦となる10月1日の中日戦(東京ドーム)で決着がつくこととなった。

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