日本サッカー協会は2日、国際親善試合のパラグアイ戦(10日・パナスタ)、ブラジル戦(14日・味スタ)に臨む日本代表メンバーを発表した。

 DF谷口彰悟(シントトロイデン)は、昨年10月のW杯最終予選以来、1年ぶりの代表復帰を果たした。

昨年11月に左アキレス腱(けん)断裂で長期離脱を余儀なくされたが、リハビリを経て、今年5月に実戦復帰。今季はチームの主将を託され、開幕直後はベンチスタートもここ3試合は先発でプレーしていた。クラブを通して、谷口は「素直にうれしく思いました。昨年大怪我(けが)をしてそこからリハビリしながら、もう1回日本代表のユニホームを着てピッチに立つというところを大きな目標の一つにしながら頑張ってきたので、まずはまたそのチャンスを得られたことをすごくうれしく思っています」とコメントした。

 会見の席で、森保監督も「アキレス腱(けん)断裂という大けがを負って、彼のリハビリからずっとチェックをしていましたが、所属チームで途中出場から始まって、今、スタメンとして試合に出られるようになってきた。パフォーマンスも上がってきているということで、これまでも代表の貴重な戦力として戦ってきてくれた中、経験の浅い選手にはない試合の状況にあったチームを落ち着かせてくれるプレーを、彼はプレーにおいても、精神面においても出来るので、そこを期待して招集しています。ただ長いブランクがあったので、ベテランとして期待はしていますが、チーム全体の競争の中にいる一人として、どういうパフォーマンスが出来るかも同時に見ていきたいなと思います」と話した。

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