◆第1回アイルランドトロフィー・G2(10月12日、東京競馬場・芝1800メートル)
府中牝馬Sの条件を引き継ぐ形となった同レースで久々の勝利を目指すライラック(牝6歳、美浦・相沢郁厩舎、父オルフェーヴル)は、昨年のエリザベス女王杯でグランプリホースのレガレイラと鼻差の6着。メンバー最速タイの末脚を繰り出して見せ場をつくった。
前走のクイーンSは自身初となる真夏時期(8月)のレース。10番人気の低評価で0秒3差の4着と牝馬限定戦であれば、上位に食い込む力が健在であることを示した。1週前追い切り後に相沢調教師は「涼しくなってきて体調はいいし、この前よりいいと思うよ」。秋の訪れとともに確実に上向いている。
「ここを使ってエリザベス女王杯へ行く予定」と指揮官は明言。4年連続の大一番出走へ向けて弾みがつく走りを期待する。