俳優の高橋一生が6日、都内で行われたWOWOW「連続ドラマW 1972 渚の螢火」(19日配信開始、日曜・後10時、平山秀幸監督)の完成報告会に出席した。

 坂上泉氏の同名小説が原作で、本土復帰を目前にした1972年の沖縄を舞台にしたクライムサスペンス。

高橋は石垣島出身の特別対策室班長・真栄田を演じる。時代背景から「本土からどう見られて、地元からはどう見られているか。1972年に生活していた人に」を意識したことを明かした。

 舞台は「とても好きで、旅行でもよく行かせてもらって、友達もいて」という沖縄。半世紀ほど前の当時を演じる上で現地入りすると「作品を通して見た沖縄は、これまでと違っていた」と変化。「ロケに行く先々で(地元の)商工会議所の方にお話を聞いたりすると、身近になってきた。多分に生かせたかなと思う」と明かした。

 共演の青木崇高は「ハイサイ!!青木崇高です」とノリノリであいさつ。沖縄出身ではないが、祖父が72年当時、沖縄にいたと明かし「何か縁があったのかな」と思いを馳せた。役作りについて「この顔で8割くらい仕上がっていた。友人で痛快なキャラクター、そういう要素を抽出してやった」と答え、笑いを誘っていた。

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