「第25回ボーイズリーグ鶴岡一人記念大会」関西選抜チームの解団式式が4日、大阪市内で開催された。優勝した関西女子に中学生、小学生選抜の選手が集まり、日本少年野球連盟関係者やチームスタッフ、保護者らとともに大会を振り返り、思い出話に花を咲かせた。

 グラウンドの真剣な表情は、この日ばかりはなかった。選手だけでなく、監督も連盟関係者も柔和な表情で声をかけ合い、笑顔、笑顔、笑顔。リラックスモード全開の慰労会となった。

 冒頭で日本少年野球連盟の山崎幸二・関西ブロック長(常務理事)が「こういう素敵な席を開けるのは素晴らしいことです。また第二、第三の舞台で活躍していただきたい」と激励。来賓の大冨肇会長は「選手たちがいい経験を積んでもらえたら、それが一番うれしいことです」と目を細めた。

 8月に行われた鶴岡大会で関西ブロック選抜の3チームは3部門完全制覇に挑んだ。中学生女子の部で2年ぶりにV奪還したのが関西女子。優勝記念のTシャツが贈られ、梅森主将(枚岡)は「最高の夏になった。感謝の気持ちを忘れず、みんなともう一度優勝目指して頑張りたい」と次のタイトルへ目を向けた。

 中学生の部は決勝トーナメント初戦敗退も、予選リーグは優勝した中日本選抜に唯一の黒星をつけて首位突破。藤澤主将(八尾中央)は「レベルの高い選手たちと一緒に野球できたことが、一番の思い出」と刺激になった様子だ。

小学生の部は得失点差に泣き、惜しくも準優勝。古賀主将(大阪都島)は「尾原君や岩淵君の変顔が、面白かった。次はライバルとして、しっかり戦いたい」と気合十分。それぞれに、成長の夏となった。

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