日本オリンピック委員会(JOC)の橋本聖子会長とスポーツ庁の河合純一長官が10日、都内で面会した。

 2人の付き合いは98年長野五輪前からと話すなど、長い付き合いではあるものの、6月に橋本氏は女性初、河合氏は10月に、それぞれトップに就任してからは初めての対面。

河合長官が「オリンピック、パラリンピックでアスリートが活躍する姿は多くの国民のみなさんに勇気と感動を与えているのは私も感じていますので、橋本会長の指導力のもと引き続き連携しながらスポーツ庁も取り組めればと思いますのでどうぞよろしくお願いします」と挨拶すると、橋本会長は「スポーツ全体として大変心強く感じています。思い切ってやっていただけることがすべて世界に希望を持てることになると思っているので、ぜひ思い切ってやってください」とエールを送った。

 河合長官は鈴木大地氏、室伏広治氏に次ぐ3代目で、パラリンピアンでは初の長官で、選手時代はパラリンピック競泳男子視覚障害クラスで5つの金メダルを獲得している。橋本会長は「国のスポーツ界のトップにパラリンピックの金メダリストにご就任いただけるということは、未来がひらけてきたなというふうに感じております。JPC(日本パラリンピック委員会)時代から河合長官が示されてきたことをそのまま歩んでいただきたい。世界も注目しているので頑張ってほしいと思います」と話した。

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