◆米大リーグ 地区シリーズ第4戦 カブス6―0ブルワーズ(9日、米イリノイ州シカゴ=リグレーフィールド)
カブスが9日(日本時間10日)、本拠のブルワーズ戦に快勝し、崖っぷちからの連勝で逆王手をかけた。鈴木誠也外野手(31)は、「4番・右翼」でスタメン出場し、4打席目の三安で3試合連続ヒットをマークした。
打線は初回にハップの3ランで先制すると、3点リードの6回には9番ショーが中前適時打で1点を加えると、7回にはタッカーがセンターへのソロを放ってリードを広げ、8回にもブッシュの4号ソロが飛び出した。投げては先発ボイドが5回途中まで無失点の好投。救援陣も安定した投球で逃げ切った。
鈴木は先月30日(日本時間1日)のワイルドカードシリーズ初戦(対パドレス)で、レギュラーシーズンと合わせて5試合連続となる同点アーチを放った。同2、3戦でも二塁打を1本ずつ放ち、シリーズ突破に貢献した。地区シリーズでは第2戦で先制3ランを放っており、主軸として存在感を見せていた。敵地で連敗して本拠に戻った8日(同9日)の第3戦には、二塁打をマークしていた。
チームは初戦から連敗し、後がない状況だったが、前日8日(同9日)の一戦では初回に挙げた4点のリードで逃げ切って競り勝ち、望みをつなげていた。休養日を挟み、11日(同12日)に敵地で行われる運命の第5戦。順当にいけば、第2戦で2回2/3で5安打4失点3奪三振2本塁打で黒星を喫した今永昇太投手(32)が先発し、リベンジを期す見通しだ。