◆米大リーグ 地区シリーズ第5戦 ブルワーズ―カブス(11日、米ウィスコンシン州ミルウォーキー=アメリカンファミリーフィールド)

 カブス・鈴木誠也外野手(31)が11日(日本時間12日午前9時8分開始予定)、2勝2敗で迎えた地区シリーズ第5戦の敵地・ブルワーズ戦のスタメンに「4番・右翼」で名を連ねた。この試合で勝ったチームが地区シリーズ突破を決めてドジャースとのリーグ優勝決定シリーズ進出となり、負けたチームは今季が終了する大一番だ。

 本拠地も近く、同じナ・リーグ中地区というライバル対決。レギュラーシーズンでは両リーグ最多97勝(65敗)を挙げたブルワーズが地区優勝し、92勝(70敗)のカブスは5ゲーム差で2位だった。

 ワイルドカードでポストシーズンに駒を進めたカブスは、本拠地でのパドレスとのワイルドカードシリーズで1勝1敗の第3戦を3―1で制して突破。地区シリーズは敵地で2連敗して追い込まれたが、本拠地で2連勝して巻き返し、逆王手をかけて勝負の行方は第5戦に持ち越された。

 誠也は9月30日(同1日)ワイルドカードシリーズの本拠地での第1戦パドレス戦で2打席目に本塁打。レギュラーシーズンから5試合連続本塁打と絶好調でポストシーズンに突入した。地区シリーズ第2戦でも3ランを放ち、ここまでの7試合で無安打は1試合のみ。ポストシーズンは27打数6安打の打率2割2分2厘、2本塁打4打点の成績をマークしている。

 カブスの先発はドルー・ポメランツ投手(36)。今季57試合に登板した救援左腕で、ポストシーズンはここまで5試合で5イニングを投げ無失点どころか、安打すら浴びない安定した投球を見せている。今永昇太投手(32)も救援待機する見込みだ。

 ア・リーグ優勝決定シリーズはブルージェイズとマリナーズの組み合わせで決定。

ナ・リーグもドジャースはフィリーズとの地区シリーズを3勝1敗で制してリーグ優勝決定シリーズ進出を決めており、最後の1つの座をかけて戦う大一番だ。両チームのスタメンは以下の通り。

【カブス】

1(一)ブッシュ、2(二)ホーナー、3(指)タッカー、4(右)鈴木誠也、5(左)ハップ、6(捕)ケリー、7(中)クローアームストロング、8(遊)スワンソン、9(三)ショー、投・ポメランツ=左

【ブルワーズ】

1(左)チョウリオ、2(二)チュラング、3(捕)コントレラス、4(指)イエリチ、5(一)ボーン、6(右)フリリック、7(三)ダービン、8(中)パーキンス、9(遊)オルティス、投・メギル=右

編集部おすすめ